紀要13号のご紹介

 

春の訪れとともに、待望の紀要13号が会員の皆さまのお手元に配信されました。

初めての紀要デジタル版となります。編集委員の方から紀要13号についてご紹介いただきましたのでご参考になさってください。

 

目次

I    特集1「生教材の活用例」

II   特集2「CEFRCan-doを考える」

III  教室の現場から

IV  日本語学・日本語教育を振り返る

V   各州活動レポート・今後の予定

VI  書籍紹介 

 

【紀要13号の特徴】

 

 1)特集面について:

 編集企画段階では、「生教材」をテーマに特集を一つだけ組むことを予定していました。しかし、最終的に集まった原稿の内容を確認してみると、嬉しいことに「CEFRCan-do」を切り口にもう一つ特集面が組めることに気付き、編集最終段階で急きょ特集を2本立てにすることにしました。

 2013年定例研修会のテーマでもあった「CEFRCan-do」に対する会員の意識と理解の深化、そして会の活動の連続性・発展性が、この特集面を通してお伝えでき得れば幸いです。なお、当初からの特集企画である「生教材」については、ご紹介する原稿数に限りはありますが、アンケート結果として列挙した具体例を参考にしていただきながら、会員の皆さんの間で今後さらなる情報共有・交換の輪が広がっていくことを願っています。

 

 

2)章構成と章タイトル、各章イントロについて:

 前述の特集面以外の章は、次の4つとなります。

「教室の現場から」

「日本語学・日本語教育をふりかえる」

「各州活動レポート・今後の予定」

「書籍紹介」

 さらに、今回は新しい試みとして、各章の概要を説明する章イントロ(中扉)をつけ、編集意図が明確に伝わるようにしました。また、文字数やレイアウトの関係で空いたスペースには、著作権フリーの無料イラストを挿入し、ふーっと息抜きできるような工夫をこらしました。

 

 

 【電子版の魅力・閲覧のコツ】

 

 学術的な「紀要」というよりも、会員間の情報共有・交換を促がす「フォーラム」という特性が生かせるように、会HPとの連動ならびに外部リンク設定の多用を意識して編集しました。

 目次からの読みたい原稿へのジャンプ機能、あるいはPDFリーダーの「しおり」機能がご利用いただけます。(ウィンドウの左側に目次のような窓が出て、項目名をクリックするとそこにジャンプできます。目次よりこっちのほうが便利かもしれません。)

 執筆者の所属先へリンク設定がなされているので、ドイツ全土にひろがるVHSの活動内容だけでなく、いろいろな大学の言語教育センター等の概要を瞬時にご覧いただけます。

 原稿内でもリンク設定が多分になされているので、添付資料等へすぐにジャンプできます。

 PDFリーダーのFind(検索)機能を活用すれば、キーワードを入れるだけで該当頁がすぐに見つかります。

 編集後記に、今号の特徴がとても明確に書かれています。また、紀要の将来のあり方への提言も述べられています。